2017年の値上(実質値上)のまとめ!
2017年はウォーターサーバーの値上げ(実質値上げ)が各社で実施されました。
大手の企業ではプレミアムウォーターやコスモウォーターなどワンウェイタイプ(宅配業者が届けるタイプ)のメーカーが目立っています。
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3月:プレミアムウォーター
プレミアムウォーターは2017年の4月から各天然水の料金を「60円」値上げしており、また安心パック料金も「40円」値上げしています。
これは物流業界の人手不足や労働環境による影響によるもので、プレミアムウォーター単独の企業努力では対処できなかったため値上げという選択肢を取りました。
プレミアムウォーターのスゴいところは「たった60円」の値上げで済んだことです。
これは顧客数が約50万近くいること、つまり顧客数が多いので「広く浅い負担で済ませられる」というプレミアムウォーターの企業力があるからです。
本来であればもっと値上げしてもおかしくないのですが、やはりそのあたりはこのところ勢いを増しているプレミアムウォーターならではだからでしょう。
詳細URL:https://premium-water.net/information/20170321-1
9月:アルピナウォーター
アルピナウォーターも物流コストの増大から水ボトルの値上げを行なっています。
アルピナウォーターには8ℓボトルや18.9ℓボトルがありますが、それぞれ1本あたり約100円〜150円ほど値上げがされています。
アルピナウォーターは「水の値段が安い」ことに関しては業界でも強力な企業です。
しかし、今回の値上げはそのアルピナウォーターの魅力を削いでしまう可能生があるでしょう。
詳細URL:https://www.alpina-water.co.jp/news/170831.html
アルピナウォーターについては以下でも解説しています。
10月:クリクラ
クリクラも2017年に「安心サポートパック料」として月額417円(税抜き)を徴収することに変更しています。
導入理由については掲載されていませんが、これは実質「解約する方にとっては値上げ」と言えます。
しかし、クリクラを続けられる方にとっては「値上げ無し」という面白い制度になっています。
これは企業戦略としては非常に賢い方法だと思います。
詳細は以下の記事で解説しますので「クリクラを解約される方」は要チェックです。
詳細URL:http://www.crecla.jp/price/
詳細は以下のページでも解説しています。

10月:クリクラミオ
私もおすすめしてきたクリクラミオが「天然水の料金の値上げ」さらに「配送料金の単位の変更」「配送周期の変更」「休止制度の改訂」など全体として「値上げ・改悪」になってしまいました。
クリクラミオは最長6週間に1回の配送ができたので、一人暮らしの方やお年寄り、赤ちゃんのミルクだけを天然水で作りたい方などに大変な需要がありました。
しかし、今回の改訂で「クリクラミオの良いところ」が少し削がれてしまったという状況になっています。
クリクラミオもワンウェイタイプなので昨今の物流コストの増大が大きく影響しているようです。
詳細URL:https://www.creclamio.jp/pdf/20171002.pdf
詳細は以下の記事でも解説しています。
10月:コスモウォーター
コスモウォーターも天然水の宅配制度が変わり、「選べる天然水」が「選べない天然水」になってしまいました。
これも配送距離を短くすることで物量業界との契約料金を引き下げる狙いがあるのではないかと考えています。
「天然水なら何でも良い」という方には関係がない話ですが、
飲み比べをしたい方はコスモウォーターよりもプレミアムウォーターの方が良いでしょう。
詳細URL:http://www.cosmowater.com/product/water/
詳細は以下の記事でも解説していますから参考にして下さい。

ちなみに各社の原因は「宅配業者」の労働環境とコスト増大
各社の値上げの大きな理由は「宅配業者のコスト増大と労働環境」です。
昨今ニュースをにぎわしているように通販サイトの拡大で物流業界が人手不足でパンクしています。
宅配業者の方も毎日遅くまで働いています。
洋服などの通販各社も送料無料から有料に舵を切る企業が出ており、
ウォーターサーバー業界についてもこの煽りを受けて値上げが進んでいます。
宅配してくれる物流業界があってこそ特にワンウェイタイプは成り立つのですが、
今後もこの宅配業者の労働条件が解消されない限りは再度値上げがされる可能生はありそうです。
宅配業者による値上げについてはこちらでも解説しています。
https://waterserver-best1.com/basic/impact-of-home-delivery-trader
値上げされないのは「リターナブルタイプ」
最後に1つ言うと、この物流コストの増大の影響で値上げされない可能生が高いのが「リターナブルタイプ」のウォーターサーバーです。
クリクラやアクアクララです。
この2社は社員の方が配送するので宅配業者を利用していません。
そのため「物流コストが上がっても値上げはされにくい」と言えます。
アルピナウォーターもリターナブルタイプですが、ワンウェイタイプも扱っているのでその分の値上げをリターナブルタイプにも適用することで物流コストの増大に当てていると予想できます。
つまり、もし今後値上げなどを心配される方は「クリクラ」「アクアクララ」などに変更されても良いかもしれませんね。
もちろんこの2社も他の理由で値上げされる可能生はあると思いますが。
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