ウォーターサーバーでは年間に数件の火災事故が発生している

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ウォーターサーバーは電化製品です。 コンセントに差し込み電源を取ることで、冷水や温水、その他の機能が利用できるようになります。

言い換えれば、電気が必要な製品のため、『火災のリスク』もあります!火災は電化製品ならどんな製品でも発生しうるリスクです。便利になっている裏返しとして、こういった事故も発生しています。

実際にあった事故の例

実際に、火災事故が報告されている例を見てます。以下は横浜市で報告されたトーエルを利用していた方の火災事故の内容です。

引用元:http://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/koukai/tyousa/h23.7water-server.html

上記の内容によると、温度調節用バイメタルから発火したようです。バイメタルとは、金属板を重ね合わせたものです。ここから、付近の樹脂に引火したということです。

ウォーターサーバーはコンセントに繋いで電力を利用することで温水や冷水が利用できます。立派な電化製品ですから、コンセント付近が埃まみれになったり、またはサーバーの異常があれば、火災のリスクはつきまといます。

どれだけの火災事故があったか

消費者庁に寄せられているウォーターサーバーの火災例を調査したところ、毎年数件発生しているようです。

ウォーターサーバー会社 事故年
不明 平成24年
不明
株式会社ナック
株式会社コスモライフ
株式会社コスモライフ 平成25年
不明
不明
さつき株式会社 平成26年
株式会社エー・ファクトリー
株式会社ジャパンボトルドウォーター
東芝エル・イートレーディング株式会社ブランド 平成27年
さつき株式会社
株式会社ユーイン グ 平成28年

このようにウォーターサーバーの火災は毎年どこかで発生しています。上記で企業名が公表されている場合は、火災事故の原因が企業側にあったものとされています。

しかし、ウォーターサーバーの顧客台数は100万台近くあることを考えれば、発生率は非常に低いといえます。

火災や発熱につながる原因

ウォーターサーバーの利用に際して火災や発熱につながる可能性のある原因を紹介します。

グロー現象

グロー現象とは電源プラグの接触部分や配線部分が緩いことで発熱や火災につながる現象です。

対策としてはしっかりと電源プラグが接続されていることを確認して周期的に正確に接続されていることを確認してください。

耐用回数の超過

ONやOFFを繰り返す電気部品では耐用回数を超過した場合に発煙や発火につながる現象です。

対策としては企業が実施するメンテナンスを行なうことやメンテナンスの手厚いウォーターサーバー企業を選んで下さい。

トラッキング現象

トラッキング現象とは、電源プラグとコンセントの間に埃が挟まり、発火や発熱、火災と引き起こす現象です。

対策としては、ウォーターサーバーの電源を切っている時には電源プラグとコンセントの間に埃がないことを確認して埃がある場合は取り除いて下さい。

電源コードの障害

ウォーターサーバーの電気コードを物の下敷きにしたりすることで発熱やショートを引き起こし火災の原因になります。

電気コードを束ねる

電気コードを束ねた状態で利用することでコードの熱が放熱されずに発煙や発火の原因になります。

対策としては電気コードを束ねずに利用することです。

過電流現象

たこ足配線などを利用して一度に多くの電流を利用すると容量を超えた電流が流れるため発熱や発煙など火災の原因になります。

対策としては、たこ足配線や延長コードはできるかぎり使用せずにコンセントを直接利用することです。そのためにウォーターサーバーの設置場所を考えておきましょう。

以下のリンクでは他にも火災につながる原因を解説します。

リンク先:http://www.jdsa-net.org/pdf/20170419info.pdf

ウォーターサーバーの火災を防止するための方法

やはりウォーターサーバー会社でのサーバー交換メンテナンスを行なうこと

サーバー交換でのメンテナンスが火災事故を防止するうえで1番重要です。やはり製品ですから、消耗品といっても過言ではありません。時間の経過とともに劣化していきますし、電化製品は数万件に1件近くは不良品が出てしまうため完璧ではありません。電子レンジや冷蔵庫や洗濯機などの他の電化製品でも不備が出ているように、ウォーターサーバーも例外ではありません。

だからこそ、サーバー交換でのメンテナンスが重要です。サーバー交換のメンテナンスを行なえばいち早く不良箇所を見つけられる他、消耗品を新品に交換することで火災事故を防ぐことができます。

各社サーバーのメンテナンスには専任のスタッフなどを配置しています。サーバーは分解して、薬品による洗浄、消耗品の交換などを行い、再度組み立てられます。つまり、サーバー交換で届けられるものは新品と同じなんですね。これらの作業と必要な薬品は手に入らないため、各会社で行なっています。素人ではできません。

言い換えれば、サーバー交換を始めとしたメンテナンスは非常に重要だとわかります。例えば、クリクラミオなどはサーバーの交換を拒否したことで発生した事故などは責任を負わないと利用規約に書いています。つまり、サーバー交換によるメンテナンスはウォーターサーバー会社にとっても重要なのです。

ウォーターサーバー会社としても火災事故や幼児の火傷事故などがあれば消費者庁に報告が行きます。その場合、企業としても原因解明などの調査を徹底して行なわないといけません。また、企業としての信頼やイメージも低下してしまいます。ウォーターサーバー会社も人員や資金をそちらに優先することよりも、営業や品質改良に使いたいことが本音です。だからこそ、サーバー交換で不良機能や部品の交換をして未然に事故を防止したいと考えているんですね。

もちろんユーザーの方は外部メンテナンスだけをすれば良いのですが、それと同時にウォーターサーバーの正しい使い方をマスターしてください。特に注意事項を守るようにすれば通常は問題がないので、気を張る必要もありません。

火災被害を最小限に防ぐ消化器などを自宅に常備しておくこと

火災を防ぐことも重要ですが、火災が発生した際にその被害を最小にすることも同じく重要です。これは他の家電製品にも言えることですが、現在では通販などでも消化器等を購入できますから、必ず消化器や消化剤を用意しておきましょう。

ウォーターサーバーの火災はいつ発生するかわかりません。自宅にいるときかもしれませんし、寝ている時かもしれません。備えることを忘れないようにしましょう。