浄水場の放射性物質ってどれくらい検出されている?ウォーターサーバーを導入する前に知っておきたい

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2011年の東日本大震災に福島第一原発の事故により、放射性物質が放出されました。これにより、ウォーターサーバーの売り上げは爆発的に増加しました。

これからウォーターサーバーを導入しようと考えている方には、「放射性物質って今はどうなの?」という疑問があると思います。今回はそこも含めて解説していきます。

2017年は放射性物質の検出はない

2017年1月、東京の水道水には放射性物質が検出されていません。江戸川水系の金町浄水場や荒川水系の朝霞浄水場、多摩川水系の小作浄水場、相模川水系の長沢浄水場でも以下のリンク先にあるように検出限界値以下のND(不検出)となっています。

参考リンク先:2017年1月の東京水道水の放射性物質調査結果

つまり、現在では水道水にヨウ素やセシウムが検出限界値以下であり、原発事故直後のような状況ではないことがわかります。

しかし、検出限界値が「0.8ベクレル/kg」ということから検出限界値以下の値が含まれている可能性は否定できません。

2011年3月はヨウ素が検出されていた

2011年の3月の事故当時は、東京の金町浄水場では「ヨウ素」が検出されていました。これは福島原発由来の可能性が高く、当時はマスコミで放送されるなど騒動になりました。

参考リンク元:2011年3月の東京の水道水の放射性物質検査結果

それにともない、当時の都知事が『1歳児未満の乳幼児には摂取を控えるように』ということから自動販売機やスーパーから水が無くなり、この時にウォーターサーバーの需要も爆発しています。

しかし、浄水場発生土には2017年でも『セシウム』が検出されている

浄水場発生土とは、水道水を生成する過程で取り除かれる土砂のことです。以下のリンクを確認するとわかるように、原発事故から6年が経った現在でも「セシウム」が検出されています。

参考リンク:東京の浄水場発生土中の放射性物質

つまり、原発事故の影響はまだ自然界では残っており、幸いにも水道水ではなく浄水場発生土で検出されているということです。現在、事故から6年近く経っていますが、それでも放射性物質の検出はなくなることがありません。やはり、一度自然界に放出されたものはそう簡単にはなくならないようです。

関東の水源である、群馬、栃木、埼玉の山の汚染は?

東京や埼玉、千葉などは利根川や荒川などの河川から取水して水道水を作っています。それらの水源は関東山地・越後山脈などにあります。では、それらの水源を見てみましょう。

関東の放射性物質汚染マップ

関東の水源である群馬北部・群馬西部・栃木北部に汚染が広がっている。

上記の画像は関東の放射性物質の2011年のセシウム134とセシウム137の汚染マップです。最も汚染が強い場所から、赤、そして次に黄色、緑、青、水色、茶色、薄い茶色となっています。

このマップを見ると、群馬県北部や栃木県北部で色が青い(汚染がある)ことがわかります。ここは、利根川水系、また渡良瀬川水系の水源です。夏などは水不足になると必ず報道される有名な矢木沢ダムなどがあります。

また、埼玉県の西部にも青い部分があり、ここは荒川水系の水源で秩父湖などがあります。東京西部から埼玉南部、そして群馬県北部、栃木県北部は関東山地であり、この大部分が汚染されています。

つまり、2011年の段階で関東の水源のほとんどがセシウムで汚染されています。セシウム134は半減期が2年、セシウム137は半減期が30年と言われておりますが、半減するだけでなくなるわけではありません。また、このマップではセシウムのみの計測です。他にもα線を出すプルトニウムなどの計測はされていません。

以上、まとめるとやはり放射性物質の汚染があると考えるべきです。事故当時は上記のような汚染マップがネット上に出回り、こういった情報からウォーターサーバーを導入する家庭が増えたわけです。水道水自体には放射性物質の検出はないようですが、このような状態になっていたことを考えれば、やはり爆発的にウォーターサーバーが売れた理由もわかります。

現在は放射性物質の心配はもうないといって良いでしょうが、今後また日本のどこかで発生することがあるかもしれません。ウォーターサーバーはそういった時の備えになりますので、導入されることをおすすめします。

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